時代が求める「こころ」の課題を深く理解し、対応できる人をめざして
大規模な自然災害、世界各地での紛争、AI技術の急速な発展、SNSを利用した凶悪犯罪の増加など、現代社会は難問が山積しています。答えの出ない事態に耐え、時間をかけて難問に向き合い続ける力をネガティブ・ケイパビリティといいます。詩人のジョン・キーツが創造した言葉です。このような複雑な現代社会の問題に向き合い、急激な変化が進む社会で充実した生活を営むために、心理学領域の貢献が大きく期待されています。
また、時代の変化の中で、大学院教育に求められるものは専門的知識の修得から独創的、創造的知識の開発へと大きく変わりつつあります。立正大学大学院心理学研究科は、2004年に開設されて以来、この領域に多くの人材を輩出し、社会に貢献して参りました。
本研究科は、修士課程の臨床心理学専攻、対人・社会心理学専攻の2専攻と、博士後期課程の心理学専攻から構成されております。臨床心理学専攻は、2018年度からはカリキュラムを整備し、国家資 格「公認心理師」受験資格に対応し、また公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の「臨床心理士」第1種指定校としても認可されて、高度な心理援助職の専門家養成を行っています。
対人・社会心理学専攻では、心理学の専門知識と社会調査能力を身につけ、社会や産業の領域で広く活躍する高度専門職の人材育成をめざしております。博士後期課程心理学専攻では、博士号取得のための個別指導に重点を置いています。
また、学生自らが研究成果を国内外の学会や学術誌に発表するための指導を行い、将来自立した研究者や高度な専門的知識と能力を持った実践家の育成にも努めています。時代の要請に対応できるよう、心理学研究科は今後も一層の充実を目指して参ります。
